1 キン肉バスター(宮崎県) [CL] :2022/11/30(水) 07:09:21.65ID:Em3exj8H0●

■ 液体水素を用いて走る水素GRカローラについて報告
 11月27日、スーパー耐久最終戦鈴鹿を開催中の鈴鹿において、TOYOTA GAZOO Racingのスーパー耐久活動報告が行なわれた。スーパー耐久では水素を燃焼して走る32号車 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept(以下、水素GRカローラ)と、カーボンニュートラル燃料を用いて走る28号車 ORC ROOKIE GR86 CNF concept(以下、GR86 CNF)を開発しており、2台に関する進化点などが報告された。
 出席者は、トヨタ自動車 GAZOO Racing Company President 佐藤恒治氏、同 GR 車両開発部 部長 高橋智也氏、同 GR パワトレ開発部 副部長 小川輝氏、同 レクサス GR エンジニアリング部 主幹 三好達也氏、同 CJP 企画部 主査 太田博文氏の5名。大きな報告となったのは、2022年の富士24時間レースで展示された液体水素を用いて走るGRカローラについてだ。
 スーパー耐久最終戦鈴鹿においてなんらかの進捗を示すとしていた液体水素GRカローラだが、2023年シーズンからスーパー耐久レースに投入していくという。現在テスト走行を繰り返しており、最高速度としては気体の水素を用いる現行の水素GRカローラに比べて「10%落ち程度までは確認」(高橋部長)という。

■ 液体水素を用いるメリット
 高橋部長は液体水素、一般に水素は常温では気体となるため液化水素とも呼ばれるが、液体となった水素を用いるメリットを改めて説明した。
 まず、現行の気体を用いる水素GRカローラでは、70MPaという非常に高圧の水素を用いている。高圧で用いるのはなるべく多くの水素を小さな体積にしようというものだが、そのために特殊な高圧タンクや大型の高圧水素充填設備が必要になってしまう。水素GRカローラは、すでに新型「MIRAI(ミライ)」によって量産技術の確立された高圧タンクを転用することでこの問題を解決、レースに使えるほどの安全性を証明し続けている。しかしながら、水素の充填作業が話題になっているように、高圧水素タンク4本を搭載しても航続距離の問題は残り、また充填設備は専用トラックを用いるため広大なスペースが必要になっている。
 高橋部長は、これらの問題に対し液体水素カローラはメリットがあるという。解決すべき問題もあり、同時に課題を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0acea52d19af8cda5673cda81905d9115f1480f7

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